阿部 雄一

今期で16年目となる輸入業の会社を経営しています。 主に中国から、日用品や玩具、縫製品やマスクなど、ありとあらゆるものを輸入して卸しています。 中国をはじめ、香港、台湾、タイなどの展示会に足を運んでリサーチしますが、やはり「世界の工場」と呼ばれる中国は、世界各国に向けてものづくりをしている国だと感じます。 繊維の種類だけでも膨大ですから。 時には日本人向けに改良を交渉し、オリジナル商品を作ることもあります。 もともとは日本の大企業の新製品に関わる製造管理や品質管理、中国スタッフとのコミュニケーションなど業務の一部を請け負っていました。 製品開発って、計画を立ててから実際に市場に出るまで１年以上かかるような一大プロジェクトとなります。 努力と労力と忍耐力が必要な仕事。 私も1ヶ月に2回ほど中国の現場に行って打ち合わせをしていましたし、そういった苦楽を共にする中で育まれた中国の製造業のみなさんとの信頼関係が、法人化のきっかけになりました。 やはり人に恵まれたと感じます。